なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

hurrycane


大人になりたいと願う子供を
愛想笑いで蹴飛ばすことを覚えた
そんなボクはもうきっと大人だ
嘆きながら神を憎んだあの夜が
大空に今日もどんよりと広がっていた

時代が変わってガジェットが
面白くなるのにつれて意識は遠のく
変わった声で昔を求めても
目覚まし時計は七時がリミット

フライングディスクすら必要はなく
夏の青さに目が向かなくなる
しいて言うならサクラは咲くけど
皮肉なことに炭酸アルコールブルーのシート

ずっと昔から考えていたよ
そして今でも変わらなかったよ
シャツもブラウスもノリは固まる
詰襟なんて着たくも無くて
色がどんどん褪せていくんだ
ああ、何という悲劇なんだろう!

スーツの裾に銃を携え
スカートの裏地で世界を狙え
ぼくら踊るハリケーンのよう
舞いながら速くなって
時間の波から抜け出すんだ

幾つになったって忘れない思い出は
きっと子供の頃の愛

思い返せば返す度に
温度の低い自分が煩わしくなる
あの時しか出来ないと知っていた筈なのに
なんでボクは過冷却だった?

凍てつく空は割れる事もなく
ごうごうと音を立てて面白くもない映画を映す
ラブストーリーで泣けなくなったら
きっともう恋は修得出来ない

ねえ、ボクらはどこへ行くのだろう
それを知った時布団にくるまったのに
そんな皺ですらぴっちり美白で消えてしまうんだ
子供になりたいと願ったらもうきっと絶対に
このハリケーンは追い抜けないから

虫取り網で夢を包んで
汚物のように投げ捨てたんだ
恐れを覚えて怖いを忘れる
漢字ドリルはもう焦げたような
鉛の降らない空にとけたんだ

両手を掲げてそのまま顔へ
ヒンヒン泣いたら許された
あの頃にまで戻るためなんだ
走って、走って、走って、走れ

スーツの裾を破り捨ててさ
スカートの裏にペンキを塗ろう
ぼくら踊るハリケーンになる
舞いながらただ笑いあって
なりたくなかった大人をわらおう

幾つになったって忘れない思い出は
きっと子供の頃の愛

幾つになったって忘れない思い出は
きっと子供の頃のアイ