なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

ブックエンド


まるで絵本を読むようにさ
子供の頃にかえって
すきときらいとわからないでしか
あなたを言い表せなくなる

どんな漫画にもノベルにもいるコメディリリーフ
恋をするサブキャラになれればそれでいいんだけど
人生の主人公は誰でもない、わたしでも
多分世界はどこか遠く 異国の主人公が回してる

なんかいつもたのしそうで
チャラチャラちゃらけているんだね
隣にいる彼があなたにとっては主人公?
かっこいいって誰も言わない
なんでなのかわからないけど
おもしろいのにいつもどこかスベったようにして

図書館で昔読んだ絵本を借りてきても
今読んでみると嫌なことに気付くんだ
この話を作ったのは誰でもなくて
その世界だけのかみさま

まるで絵本を読んで笑ってた
子供の頃のわたしみたいに
わからないんだよ
あなたがかっこよくてたまんないんだ
だけどねすききらいとわからないじゃ
話しかけられもしないから
古典通りに童話の主人公が何処かでくっついてる

ともだちのともだちはだれ?

どんな本を読んでいても頭の中に浮かぶのは
恋をしてしまったあなたが何処かでくっつくお話
人生のクライマックスは死ぬことじゃなくって
多分世界が決められたように 急ぎ足でつがいをつくること

シルエットもぼんやぼやで
いつもだらだら笑ってるんだね
隣にいる子になんか下心を見せてるんだ
フラれた話ばっかりしてる
なんでなのかわからないけど
そんな話でスベったように笑わせる君は天才なんだろうに

まるで漫画を読んで笑ってる
今のわたしが嘘であるかのように
わからないんだよ
あなたのその話聞きたくないんだ
だってねすききたいとわからないが
みっつも選べるはずなのに
そこの神様はその童話にわたしを入れてくれない

主人公とヒロインはだれ?

教科書を漁って読み返してみても
部屋中に積んだ本をひっくり返してみても
この世界を描いた本がないの
わからないをすききらいにかえらんないよ

まるで絵本を読んで泣いていた
子供の頃のわたしとかわってない
ずっときらいだったんだよ
あなたにすきだって言えないんだ
だからね今日もわたしは話しかけられもしないまま
トイレに立つふりをして本を閉じて
なんでもないように歩き出して転んだ

右手首に軽い痛み
この手をつかんでる
ともだちのともだちはだれ?