なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

心因性ディストーションゲノム

 

螺旋階段を下りるように
平たいマルが駆け走って行く
二重構造で護られた神風は
射出された後隙間で自滅する

シグナルはモノクロにしか視えない瞳へ
それでも明滅を伝えれば十分だ
往くならばこの虚のようなもの終わらせて
それだけは約束できない歯がゆさに
生-なま-を感じる

アザミの花が収束する言葉を聴いていた
花-彼女-の姿 きっと報われない
わかっている、だけど
誰かが売るような安物で
今が出来ている

安全装置を外された
人的災害が御伽噺に成って
幾重にも重なったシェルターの風は
大銀河の向こうまで見通せる

欲望は白黒の入り混じるマーブルでも
誰かの糧になることが出来ているんだ
それならばこの空ろのようなもの終わらせて
それだけは確約できない未熟さに
罪を生きている

やりなおせない世界をやりなおすから
君の手の電磁パルスを別けて
今日も道具として消費されていく
そこは夜の果て

アザミの花が分裂する支配を見つめていた
散る姿は 皆美しくて
わかっている、だけど
誰かに渡せない身勝手で
今が出来ている

やりなおせない世界でやりなおされる
君の手の電磁パルスを悔やむ
今日も道具として斬り捨てられていく
そこは夜の果て

螺旋階段を下りるように
平たいマルがおちて、おちてゆく
幾重にも重なった風に揺れる
花弁はきっと白と黒
夜の果てへ
流れていく