なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

Hallow queen phantom


目が覚めると
ベッドに天蓋が付いていて
着た覚えのないドレスがひらひらと夜空に舞う
燕尾服のコウモリが手を振り上げる瞬間
醒めない舞台が世界を包み込んだ

歩き回るオオカミはリンゴの森で探す
手を取られたまま囁き問う「あなたは誰?」
吹き出した影 オーロラに紛れて
城は連れ去りツルが巻くように躍る

夢も現も構わない
全てが通り過ぎる砂糖菓子-キャンディ-
擦れる指の符を駆け上がって
眠るように蕩けてく
パンプキン色の未来
あなたと結ぶ小指が輝きだした

飴細工のシャンデリア
廻るクリームの灯篭
グレーテルも羨むクレイド
だけど夜の騎士-ナイト-が小競り合いを始めた時
私を奪い合うカタストロフが始まる

崩れる足場はプディング
飛び交う呼び名に応えられず
月が堕ちていく再び連れ去られたの
手の甲に口付けて暗い闇の王
星も掴めそう

空も大地もわからない
全てが通り過ぎる冷たい吐息
触れる指の温度はファウンテン
そしてやがては辿り着く
馬車も往けない愛の園
指輪を嵌めましょう

醒めない恋を着たなら
みんな争いから醒めるわ
木靴の音が再び奏で出す
わたしたちが統べる夜を
永遠の歌に変えたら
それはきっと魔法のように素敵な
はじめての共同作業-いたずら-!