なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

ストロボ

指の温度から
君の恐れが聞こえてきた
そこで耳を澄ましてしまうのは
その温度が解けているから

守るべき色は絵の具のようで
重ねる度に伝わらなくなる
味わう喜びを語るように
上辺でいいからと小指を結んだ

ストロボを焚いて 焚いて
真っ白に飛ばして見せなくした
願いは黒くて愛しいから
今を誤魔化すためにシャッターを
押してしまえ 押してしまえば
過去に残るけど今ではなくなるから
ストロボを焚いて

首の脈動から
僕の恐れが落ちて行った
そこで耳を澄ましてしまうのは
その行動を溶かしたくないから

誘う笑顔はハリボテのようで
叩けば中身がわかってしまう
生きるために必要なものは
ここでなくていいからと立ち止まった

ストロボに消えて 消えて
光指す向こうへ君を送りたいんだ
想いはこの身のように重いから
今を覚える為と誤魔化して
押してしまえ 押してしまえば
ここに残る君は未来に生きるひと
ストロボで消して

触れた恐れが同じ白だとわかった
重なる白はこの一瞬で流して消すから

ストロボを焚いて 焚いて
その一枚でどんな風にも耐えられる
守るものは白くて儚いから
君が真っ白になって混ざるよう
押してしまえ 押してしまえば
重なる絵の具は鮮やかで伝わらない
ストロボを
ストロボを焚いて