なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ヒロイック

月が半分しかない夜に はためくマントの赤い色を 僕はずっと覚えている白い雪が一粒だけ ちらりと仄かに消えていく イルミネーションで照らされた街は 浮かれているけど平凡だ 女王を失った兵隊のように 規律を知っているはずなのに どこか寂しげに笑う 僕た…

bloodly blue

噛み跡を付けてもいいよ この後デートに 連れ出してくれるなら夜闇にはびこる魔法のような 光に照らされて今日も見る 外の景色はいつも眩くて 君を逆光に映したねえ、指を絡めただけで 心臓が高鳴るのは 君もなんだよね?わからないけれど 私の鼓動なら聞か…

play

名前も忘れたゲーム屋さんで売ってた そんなに売れてなかったけど確かに心に刻んだ 誰もやっていないようなそんなゲームだ あの物語を紡いだのは誰なんだろう 調べればわかるけれど なんだかそれではつまらない 名前を書いてたメモ帳をなくした そんなに深く…

旅桜

生きている意味を 問いたくなるような 毎日が続いてこれからも続くんだ 眠ることができるから 起きることもできるだろ? 夜景はそう呟いて いつも通り爛々と瞬いた 桜が咲く頃になった 風が吹いた 静かな部屋を揺らして 僕は泣いてた 静かな心だけ揺らして …

夜盗み

夢だと思えば醒めそうな現実を 生きている目まぐるしい速度を 制限する枷なら いくらでもあるけれど その下で生きるのはとても簡単で とらわれた意識が知る 知らぬ世界はまた怖くて 壊れていく監獄を 慈しみながら逃げるんだ夢だと思えば 今だと気付ける こ…