なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ひとりクリスマス

雪の妖精は意地悪で 大体当日には降ってくれない ホワイトクリスマスを祈る子供でも もうなくなったはずではあるけれど さすらいの冬将軍が 気まぐれに木枯らしを吹かせた夜 駅前のイルミネーションが やけにきれいに見えたのを思い出した 夏になれば恋しく…

誰かのノート

髪を切った午後七時 ずっと強く風が聞こえる まだ街は賑やかに光っていて むしろこれからが始まりかもしれないこのままどこかへ 走り去りたくなったって 自分は叫んでるけど 私はそんなに強くない大人になったって 何にもなれなかったんだ ただ心が無駄に強…

dear dusk

ハロー、イブニング。 そちらに星は落ちている? 幾億もの光の中、 叫ぶ力が残っていたらーーー どうか、返事を。止まった呼吸が一瞬でも、 永遠を夢に見る生き物だった。 私達は愚かにも祈って、 その走る速度を止めない。痛みなんてとっくに忘れてしまった そ…

BLINK

暗闇の中でひとり楽しかった思い出を一瞬に眺め続けるだけその未来を目指す為でいい指が潰れそうなほど体温を上げろ! 花は落ちて陽炎の奥色づいて銀に溶けるそれを繰り返すだけの毎日に理由なんてないと知っているだけど、意味がないかどうかは違うんだそこ…

リロード

読み込み直したページが グルグル回る青いマルの中で 赤く腫らした目元を あざ笑っていた友達じゃなくなったのはいつだったんだろう そんなことを聞かれた時点で気付いたのに その先を言っちゃうマジメなところが 友達を失わせたんだよこのことを知っても誰…

錯覚

細胞以外の何かで 動いているような気がした外れた宛を弔い 交差の隙へと消えていく やがて夕焼けも水と混ざり 僕を虚像にしていったかなわないものがかなう感覚 とどかないものにとどく錯覚何もかもが錯覚であったなら 君との想いも揺り籠で寝息を立てる 温…

ストロボ

指の温度から 君の恐れが聞こえてきた そこで耳を澄ましてしまうのは その温度が解けているから守るべき色は絵の具のようで 重ねる度に伝わらなくなる 味わう喜びを語るように 上辺でいいからと小指を結んだストロボを焚いて 焚いて 真っ白に飛ばして見せな…