なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

idling braves

愛という言霊のために
駆け上がった未来(さき)に立ってる
選ばなくてはいけない事もあった
切り捨てなくてはならない物もあった

信じている、あの君の声を
笑顔を忘れないあの頃の尊さを
この正義に混ざり物は無く
信じ続ける自分に永遠を誓った

いつだって最悪を想定して
いつだって最善を願って来た
この命在るところ、全て護ると
祈るように捧げた君を愛している

戦い続けた右手をそっと緩めて
背中を少しなんでもないものに預けた
美しい空を眺めて
この世界の広さを垣間見た

いつか誰にでもこの勇気が宿るよう
いつか誰とでも信頼を築けるように
君への想いを馳せるこの言葉を
溜息の様にさらりと吐いてみた

愛しているのだからいいじゃないか
焦がれていることに変わりはないさ
この力を使う事に、守り抜く事に
違わないだろう?

なんでもないような命に愛を託す
誰でも構わない、滾る力を愛に変えて
やはりこれは正義だと再確認する

この先に未来はあるの?
問うのなら、僕が君の未来になる
この空の下に答えはあるの?
問うのなら、不安にならぬよう愛す

誰かがこの勇気を責めている
こうすればみんな幸せなのにだ
誰かがあの命を壊している
ああ言うから幸せを分けたのにだ

愛という言霊の為に
駆け上がった過去を振り返る
選ばなくても良かっただろう
切り捨てなくても構わないだろう

背中が凍えるように寒かった
何も聞こえない、誰も笑わない
この正義を信じなくていいところへ
誓いを捨てて祈りを捨てて
信じる愛だけに縋っていった
君は、どこだろう 君は、誰だろう
見つけられない君は要らなかった
両手を緩めて、腰を落として、
何も護れない僕が欲しい
誰に願えばいい?誰に誓えばいい
この背中を暖めるもの
それは誰のものでも無い
僕の悪魔だ

黄金愛でる深淵の夢

羽布団の中で見る夢が
掴めるところに降りてくる
その時だ、足元の穴
開いている穴を見失う

情操教育のために
タツムリを飼っていた
ある日仲間を増やしたら
毒を持っていてみな死んだ

全てを持ってもまだ足りない
孤独な王は掲示する
私に見せろと、踊ってみせろと
集まる者に罪はない

奪い去るがいい、失楽の民
啄む嘴は偽りの金
喰らいつくがいい、坩堝の中心
拝金主義のマネーゲーム
命を賭して始めよう

雲の上を歩く気分で
掴めないものを捨てていく
やがて存在意義も忘れて
開いていた穴すら閉じる

大人になって飲んだ
あの頃好きだったジュースが
何も変わっていなかった時ほど
嬉しく悲しいこともないだろう

全てに溺れて気付いたのだろう
蟲毒の王は提示する
助けるのなら、助けてやると
群がる罪に名前は無い

奪い消えるがいい、失望の民
飛び立つ空は厭に澄み
躍り狂うがいい、枠組みの端
誠心誠意稼いだ財を
命落として終わる前に

奪い去るがいい、失墜の民
伸ばした腕に欲望飾り
悶え苦しむがいい、知覚した君に
堕ちたら戻れぬ背徳の夢
死しても変わらぬマネーゲーム
その民の罪にやはり名は無い

Blast lain

明日は晴れだなんて
誰も言ってないのに
何故傘も持たずに 歩いた

君に声が届くなら
信じてくれよと笑う
この顔が嘘だときっとバレている

屋根の下なら 二人凍えないと
身を擦り寄せて 恐怖に怯えてる
雨音が遠くて
星のように消えてった
朝陽が昇っても
雲が消えない

嵐が止んで 隣で
泣き叫ぶ君の姿
この瞳をも濡らす
二度と訪れない 保証の
ない悪夢は現実で
僕を変えてく
悪魔の囁き

剣を全身に裁て
弓で遺骸を焼いた
何故ここまでされないといけないの

時は流れるも遅く
信じてくれよと嗤う
その顔は嘘だとバレているからだ

十字架に祈りを 突き立て縋った
善意に醉がって 虚空が晴れていく
雨音は消えたか
星のように届かないか
夕陽が沈んでも
燈火は照らす

嵐が来ると 隣で
照れながら笑う姿
この身より奪う
二度と訪れない 保証の
ある命は現在も
僕を原罪で
染めてる 朱く

嵐が過ぎて 空が晴れたら
朝も夜もあんなに綺麗と
思い出せたのに

嵐に縋って 隣で
泣き叫ぶ声をきっと
僕だけが忘れない
二度と訪れない 保証の
ない悪魔は現実で
ここに立っている
その顔が嘘だと既に知っている
知っている

プロセス

すべては「もしも」やり直しで
繰り返す終わりに立ち向かうだけ
その声が届くから続けられると
虚勢を張りながら瞬きをした

星が落ちる夢の中へ
龍になって駆け込んだなら
もう二度と手に入らない友情も
絆として涙を飲める

耐えて、貫いて、戦い抜いていけ
誰でも強くはなれるから
この手に握ったあの温度だけでいい
護り切って消えていけ
ああ、これでいいんだと
全は一へ 一へ還れるから

細胞分裂のように増えて
手をとったのは君という光
もう二度と届かないあの場所でも
絆さえあれば立っていられる

すべては「きっと」運命だと
言い放つ誰かに抗ってくだけ
この声は届くから信じられると
本音を叩き直す瞬きをした

絶えて、穿かれ、負けに翻って
誰でもそんな事はあるから
この手に誓ったあの瞬間だけでいい
握りながら走り出せ
さあ

夢が堕ちる果ての樹のもとで
悪になって泣いているなら
もう二度と手に入らない祈り燃やして
絆を元に 辿り着く
冥い天を 仰いで

堪えて、生き抜いて、闘い生きていけ
君だけがなれる英雄へ
その手に握った運命を温度に
輝かせて立っていて
さあ
この手に握った君の夢のような声を
もう二度と消させない
全は一で、一は全で、
世界を今ここに正して

ひとりクリスマス

雪の妖精は意地悪で
大体当日には降ってくれない
ホワイトクリスマスを祈る子供でも
もうなくなったはずではあるけれど
さすらいの冬将軍が
気まぐれに木枯らしを吹かせた夜
駅前のイルミネーションが
やけにきれいに見えたのを思い出した
夏になれば恋しくなる季節も
今になれば逆さに感じるように
子供とは無縁になった今になると
クリスマスソングが耳に響いて
すごくうるさい
人並みに恋もしたつもりだけど
長続きしない私の恋にこの季節は
あまり関係が無いらしくて
くしゃみをしながら
マフラーを巻き直した
雪の妖精は意地悪で
関係なくなった今になってから
ホワイトクリスマスをピンポイントに
もう祈った記憶すら遠いあの頃だ
さすらうように街を歩いても
気まぐれにケーキを買う気にもならないのに
駅前のイルミネーションは
なんかやけにきれいだったんだ
クリスマスソングが耳に馴染んで
白い息に紛れた
雪の妖精が見えないのと
同じくらい当然の気持ちで
関係のない賑わいを横目に見た
「ねえ、そういえばあの時さ。」
さすらっているのは一人ではないから
多分みんなそんな気持ちになっているから
小さなケーキを1カット買って
駅前のイルミネーションに
誰も知らない笑顔を向けて
マフラーに隠して家に帰った
クリスマスソングが口の中で舞う
いつも通りの関係ない夜だった

誰かのノート

髪を切った午後七時
ずっと強く風が聞こえる
まだ街は賑やかに光っていて
むしろこれからが始まりかもしれない

このままどこかへ
走り去りたくなったって
自分は叫んでるけど
私はそんなに強くない

大人になったって
何にもなれなかったんだ
ただ心が無駄に強く
泣かなくなっただけ

それでも何かを
捨てていける気がするんだ
あの意味もない飾りを払って
広がった視界の何処かに
何かわからない何かを

いつから伸ばしていたのか
思い出せなくなっている
まだ未練が少しあるくらいだ
多分何気なくでもなかったのかも

このまま遠くで
新しく生きていたい
誰かが叫んでるから
私は誰かになれない

ただ生きてきただけ
時間に価値なんてなくって
積み重ねたものに
名前も付いちゃいなくて

それでも何かを
掴み取れる気がするんだ
午後七時の一番星は
もう何番でもないけど

ただ ただ
大人になっただけ
涙が枯れてしまっても
私は叫びながらどこかへ走る
まだ 午後八時になったばかり
大人にとって
こんな時間はなんでもない
始まりだ

一人ぼっちで 変な目で
見られても
何かを捨てる為 走っていく
誰か一人くらい 助けたい

dear dusk

ハロー、イブニング。
そちらに星は落ちている?
幾億もの光の中、
叫ぶ力が残っていたらーーー
どうか、返事を。

止まった呼吸が一瞬でも、
永遠を夢に見る生き物だった。
私達は愚かにも祈って、
その走る速度を止めない。

痛みなんてとっくに忘れてしまった
その彼方で出逢ったことだけ
強く強く片手で握りしめながら。

日暮れに至る軌跡を見た。
終わりに向かう願いの群れだ。
そこに君がいませんように。
そこに私が居られますように。
これは、そんな歌。

涙が伝う頬が冷たく、
涙を流す胸は灼けるよう。
親愛なる夕暮れへ。
どうか、たった一日の無限を。

終わった物語は忘れ去られ、
偶然を愛している獣たちだった。
君たちを追いかける、それだけ。
この流星は、止まらない。

夜更けに見える光を知った。
始まりにも似た誓いの滓だ。
そこに君があったと知ってる。
だから私を知らなくてもいい。
これは、そんな声。

願いなんてとっくに忘れてしまった
この彼方で紡いだ勇気だけ
手繰り寄せるのは紛れもなくーーー

日暮れに至る奇跡を見ている。
終わりに向かう笑い声と傷。
そこで君が泣いていませんように。
それなら、私が最後に
笑顔を見てから行けますように。
これは、そんな歌。
それが、こんな歌…………

ハロー、イブニング。
こちらには星が降っている。
夢幻なる明かりを灯す。
叫ぶ力は残っている。
ーーーただ、聴いていて。