なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

誰かのノート

髪を切った午後七時
ずっと強く風が聞こえる
まだ街は賑やかに光っていて
むしろこれからが始まりかもしれない

このままどこかへ
走り去りたくなったって
自分は叫んでるけど
私はそんなに強くない

大人になったって
何にもなれなかったんだ
ただ心が無駄に強く
泣かなくなっただけ

それでも何かを
捨てていける気がするんだ
あの意味もない飾りを払って
広がった視界の何処かに
何かわからない何かを

いつから伸ばしていたのか
思い出せなくなっている
まだ未練が少しあるくらいだ
多分何気なくでもなかったのかも

このまま遠くで
新しく生きていたい
誰かが叫んでるから
私は誰かになれない

ただ生きてきただけ
時間に価値なんてなくって
積み重ねたものに
名前も付いちゃいなくて

それでも何かを
掴み取れる気がするんだ
午後七時の一番星は
もう何番でもないけど

ただ ただ
大人になっただけ
涙が枯れてしまっても
私は叫びながらどこかへ走る
まだ 午後八時になったばかり
大人にとって
こんな時間はなんでもない
始まりだ

一人ぼっちで 変な目で
見られても
何かを捨てる為 走っていく
誰か一人くらい 助けたい