なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

夕焼けの雲のあと
遠く遠く伸びて
僕の背を越えていく
少し鳴いて羽ばたいた
彼の強さへ届くかな

なんでもない日々だけど
走りたくなったんだ
なんでもないことにして
置き去りにしたくなったんだ

やがて暮れてく三時間が
長く長く生きられた頃
僕に教えてくれた
君の袖が遠くて
掴もうとした記憶も
そもそもなかった事になっていた
どうして

空想に近い過去
遠く遠く伸ばして
僕の背中を叩いている
リズムは同じで汗になった
誰の強さも違うから

なんでもないことだった
走りたくなったんだ
なんでもないことだから
置いていけると思っていた

やがてやって来る星の空
遥か遥かに泣いていたとき
僕に微笑んでいた
袖の長さが見えない
掴もうとしたのかすら
わからなくなってしまっていても
どうして
想いだしたんだろう

夕暮れの空の色
すごく濃くて眩しい
僕の上へ落ちていく
叫んだ声が届いていた
誰かの記憶になってくれ

やがて消えてくあと五分が
近く近く愛おしくなった頃
僕に伸ばした腕
君の熱を知ったから
消えてしまったのかさえ
わからなくなっていたけれど
今なら

なんでもないことだったから
走り出してみたんだ
なんでもないことにして
去っていったあの場所まで
まるで羽ばたくように