なんとなく詩メモ。はてなばーじょん。

なんとなく思いついた歌詞とかを載せていくだけのページです。

旅桜

生きている意味を
問いたくなるような
毎日が続いてこれからも続くんだ
眠ることができるから
起きることもできるだろ?
夜景はそう呟いて
いつも通り爛々と瞬いた
桜が咲く頃になった
風が吹いた 静かな部屋を揺らして
僕は泣いてた 静かな心だけ揺らして
ねえ ここは どこなんだろう
花びらが そう一言僕に言った
輝やく意味も知らない
月が出ていたんだ
太陽だってきっと彼のことは知らない
晴れる日があるから
雨の日も来るんだろ?
アスファルトの下で泣く
昔々の街道
春の温度を歩いていく
風が消えた 煩いのは一瞬だった
僕は泣いてる 煩いことを忘れて
ねえ そこは どこなんだい?
花びらが そう一言僕を蹴った
空は青いけど
まだ少し肌寒い夜に
走り出した
どこでもないところへ
風が吹いた 静かに息をかき消す
僕は泣いてた 静かなのはもう
ごめんだった
風が花を 花びらたちを舞わせた
僕は泣かない 桜が綺麗だからだ
ねえ ここは どこなんだろう
ねえ ここは どこなんだろう
花びらが
そう一言僕に笑った

夜盗み

夢だと思えば醒めそうな現実を
生きている

目まぐるしい速度を
制限する枷なら
いくらでもあるけれど
その下で生きるのはとても簡単で
とらわれた意識が知る
知らぬ世界はまた怖くて
壊れていく監獄を
慈しみながら逃げるんだ

夢だと思えば
今だと気付ける
この瞬間なら
飛び込んでしまえる

青い 青い 春はもう来ない
桜の色ももうどこか褪せていて
輝いてた夜は盗まれた

指を突き刺して黄色い月
暗かろうと雲は照らされて
僕ら銀河繋げるシナプス
不出来だけど切り捨てられない
進みすぎた文明の片隅で
震えるように囁き唄う
一本桜食う虫のようだ

偶然だと忘れて
今なら気付ける
この間だけなら
飛び込んでいけるだろう

視線突きつけて赤い眼
嫌がると雲は遠のいて
僕ら鼓動脈打つバイパス
不必要だけど置いておくしかない
理解できない条例の切れ端を
噛まされながら蠢き伝う
桜並木脅かす害虫のようだ

丸い 丸い 正答はもう出せない
散りし緑 もう誰も見向きしなくて
はしゃいでいた夢はもう見ない

現実だと知っている
今だから戻らない
この速度なら
飛び込んでいけるだろう

指を突き刺して満ちる月
暗闇雲ですら照り返して
僕ら夜盗むキャタピラ
不快だと、嫌いだと決められている
造りすぎた命の育みで
夢見るように貪り生きる
花を枯らす嫌われた
夢でさえあれば良かった
要らない虫のようだ

夕焼けの雲のあと
遠く遠く伸びて
僕の背を越えていく
少し鳴いて羽ばたいた
彼の強さへ届くかな

なんでもない日々だけど
走りたくなったんだ
なんでもないことにして
置き去りにしたくなったんだ

やがて暮れてく三時間が
長く長く生きられた頃
僕に教えてくれた
君の袖が遠くて
掴もうとした記憶も
そもそもなかった事になっていた
どうして

空想に近い過去
遠く遠く伸ばして
僕の背中を叩いている
リズムは同じで汗になった
誰の強さも違うから

なんでもないことだった
走りたくなったんだ
なんでもないことだから
置いていけると思っていた

やがてやって来る星の空
遥か遥かに泣いていたとき
僕に微笑んでいた
袖の長さが見えない
掴もうとしたのかすら
わからなくなってしまっていても
どうして
想いだしたんだろう

夕暮れの空の色
すごく濃くて眩しい
僕の上へ落ちていく
叫んだ声が届いていた
誰かの記憶になってくれ

やがて消えてくあと五分が
近く近く愛おしくなった頃
僕に伸ばした腕
君の熱を知ったから
消えてしまったのかさえ
わからなくなっていたけれど
今なら

なんでもないことだったから
走り出してみたんだ
なんでもないことにして
去っていったあの場所まで
まるで羽ばたくように

rude love

そう、その指が触れたところ
すべてが熱くて痛くなるの
跡はないけど火傷のようなもの
どうせなら跡も付けてくれればいいのに

荒っぽいのは好きよ、でも激しいだけじゃ駄目
想うばかりじゃ伝わらないでしょ?
言葉にしたら終わりだから終わらせて
踏み外すのが怖いのは一歩目だけ
ほら、来ていいよ

甘くて蕩けるような大人に
なりたいけどもう遅いの
だからせめて痛めつけて
苦くて濃い恋の光は
貴方の影で塗り潰さなきゃ
何も産まれないよ

それ、この服を破ってしまって?
すべてが疎ましくて嫌なの
濡れてはいないから濡らしてちょうだい
どうせだから奥でキスもしてくれていいよ

荒々しいのが好きよ、獣のような狂い方ね
襲うだけじゃ面白くない?そうね
手を上げたら最後だからここまでにする?
首を絞めて逝く前に一目見せて
ほら、していいよ

甘ったれで惚けている子供で
いたいけれどもう遅いの
だからせめて跡を刻んで
近くて遠い愛の嫌いを
貴方の影に塗りつけてほしいの
何も産まれないように

荒っぽいのが好きよ、でも激しくなくちゃ駄目
想うばかりの頃の方が好かったわ
言葉にしたら終わりだから終わりにして
踏み外して面白いのは一人だけで
ほら、もういない

甘くて蕩ける大人の恋を
知りたいけれどもう遅いの
だからせめて痛めつけて
苦くて濃い恋の光を
貴方の影は塗りつぶすから
何も産まれないの

甘ったれで惚けている子供
痛いでしょう?ほら遅いの
だからせめて跡をあげる
近くて遠い愛は嫌いよ
貴方の影に微笑んであげる
何も産まれないように

荒っぽいのが好きよ

Misty Magic

いくら目が覚めても
脳のモヤが晴れない
痛みはもう忘れていて
会いに来ても意味はない

喉元を滑り落ちるもの
苦味だけが妙に強くて
夜の王は嘆いていた
こんなはずではないんだと

右手に握った確かな
感覚だけを知っている
走る脚は疲れ夢の中のよう
進む道を見失う

暗闇とMistyMagic
追いかけていたのはそう
あの頃の走馬灯
傷痕は消えずに僕の涙を枯らした
羨みの歪みまで
追い越していったのはそう
あの日々の幻夢だけ
せめて連れて行ってほしかったよと
僕はただ呻いていた
影が落ちる

いくら眠りについても
世界の霧は晴れない
傷みはまだ拡がっていく
愛があってもIFにならない

脳天を突き抜けていくもの
しがらみだけが僕を憂いて
夜の王に叫んでいた
こんなはずでしかないだろうと

右手は素直だ明日へ
希望を投げて生きている
傷だらけの身体で夢の中のよう
進む道は一筋で

暗がりとMistyMagic
追い求めていたのはそう
あの頃の夢だよ
足跡は消えずに僕の声を響かせた
強がりと偽り
追い出していたのはそう
どのモノでもなく僕だね
世界へ連れ出してほしかったのと
泣きながら喚いていた
影が降りる

ねえ、やがて終わりゆくなら
ねえ、例え消えてしまっても
ねえ、どうせなくなっていくなら
ねえ、今もここにいるから

暗闇とMistyMagic
追い始めていたのはそう
あの頃と一緒の
靄の中でもがくように僕を見せた
つらくてもいつまでも
追いかけていく僕はそう
夜の王にサヨナラを
せめて一言だけ伝えてくれよと
笑うように泣いてみた
影と落ちる
MistyMagic

サイライ

厭な夢を見ていた
パラレルワールド
二度、三度、四度、五度
やがて眠れなくなってゆく

想い出ばかりに
包まれていたのに
それさえも受け入れられなくて
耳を塞いだ

届かない声は
虹色の未来は
どうやって掴めばいいのだろう
わからなくなったとき
君の温度が蘇る
何度繰り返しても
夕陽は暮れていった

「作り直される世界には
君だけいればいい
なんて、弱音はもう
吐かないよ!
信じている力で全て
斬り拓いて
救ってみせるから
さあ、手を僕へ伸ばして」

再開する遊戯の命
再来する悪魔の囁き
再戦する天使の力は
采配する僕の未来

想い出頼りに
救われていくのなら
虹色の先端へ
流星を堕として

組み直される未来には
僕がいればいい
そうやって祈りを、そう
誓いへ
信じる君の手を強く
痛いほど
握っていられるなら
さあ、理解の出来ないところまで

厭な夢を見てるんだ
それが幻日で現実なら
許し、叫び、戦い、結ぶ!
やがて眠れなくなってゆく!
まで

作り直される世界には
僕らがいるんだから
大丈夫、と声をほら
張り上げて!
信じるという力で統べて
斬り拓こう
朝陽を掬って空へ
さあ、手を振って送ろう

再来する悪夢を
変えてみせるよ
それはもう夢なんかじゃない

masquerade of devils

指を鳴らして
率いるmasquerade
踊るような征服
嵐のようなorchestra

脳を散らすような快楽に
浸る感触
命を奪う程の悦楽は
満たす飽食

呆れる程に喧しく唖然とする逞しさ
戦士共は死に至るまで笑うのさ
仮面の下の表情 隠せない狂宴に
音を鳴らすのはきっと罪も無い
kaleidoscope

足音は軍靴
タップ踏んでmarch
踊る肉に沸く血は
竜巻のようなchorus

命を散らす程の至極は
臥せる実力
罪をも奪うような地獄に
満ちる悪逆

誰が乞うのかわからない
悲鳴は仮面揺らすspice
悪魔だと糾弾する怒りは
舞踏会のhors d’oeuvre
誰のものかわからない
遺骸は仮面をも歪ますmuseum
悪魔を濡らす血潮に
剣刺し穿つchefのhumming

呆れる程に静かで愕然とする脆弱さ
戦士共は仮面を外し投げ捨てていく
露わになる表情 極限の狂乱に
音が鳴ったのは今や意味もない
rebellion

指を鳴らして
率いるdance party
躍るような戦略
嵐の去ったdance hall